水害から4ヵ月が過ぎ、まもなく半年を迎える茨城県常総市に訪問しました。被災地ではいまだ自宅の工事が終わっていないお宅が目に着きます。あの時から時間が止まったような風景のまま残っているところもあります。22日現在、34名(常総市HPより)の方が第二次避難所のホテルや旅館で避難生活を続けています。また、農家などでは、納屋などで仮住まいをしている方、2階生活をしている方もいます。これから自宅の立て直し工事が始まる方もいて、再建までには半年かかるそうです。
 水害後、家を乾かすのに解放していたせいか、ネズミが発生し、家の中に糞を撒き散らかしたり、食品を食べたりしてしまうような事態も一部の地域では起きているようです。やっと落ち着きを取り戻した家では、これまでの人の出入りなどがあり、それがなくなり緊張の糸が切れたようで疲れがどっと出ている人、体調を崩している人も少なくありません。
自宅が再建できても、生活用品、家電製品など家財道具すべてを失い、鍋釜、お箸ひとつから取り揃えなくてはなりません。出費も重なり、心労もかなりたまっています。


直後_s

まだ床板が_s


カビ大発生_s


 先日、常総市社会福祉協議会 地域支え合いセンターの主催のお茶会に参加させて頂きました。今回の被災地では公民館や集会所も大きな被害を受けて、いまだに再建できずに住民さんが集える場所がなくなっている地域があります。お茶会に参加した方は、「こうしてお話しすると、心がスーっとする」と話してくれました。現在はボランティアの人も減り、話し合い手も少なくなっています。張りつめた糸がきれ、これからまたぼちぼち片づけを続けなければならないのです。ある女性は「拭いても拭いても土埃が浮いてきて大変だ」と、「お雛様も流されたし・・・」とぽつりぽつり呟きます。


お茶会_s


お茶会1_s

お茶会2_s

お茶会3_s


 同じように地元で活動を続けているたすけあいセンター「JUNTOS」(運営:認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ)が集めたつぶやきをいくつか紹介します。


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○私は78才です。老後のためにとっておいたお金は全部家の修理にかかってしまいました。この先のことを考えるとどうしていいのかわかりません。子どもたち二人も近くに住んでいるので、水害にあい、自分のことは自分で人に迷惑はかけられません。

○若い人たちが常総市から他の市町に出ていくのを聞くととてもさびしいです。

○犬を連れて避難した体育館には入れず三日三晩犬と校庭で座っていました。

○通勤距離時間が倍以上になりました。子どもが不安定で涙したりイライラしたりと少し心配になりました。実家からさらに遠くなったため、頼めることができず苦労しました。
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まだまだ、被災地は終わっていません。今後ともどうぞご支援の程よろしくお願いします。
                                                                                                   (増島 智子)