シルバーウィークに入り、たくさんのボランティアの人たちが現地に入り、懸命の被災者支援活動に当たっています。けれども、被災戸数が多くてなかなか手が回っていないのも現実です。現在、常総市を中心に床上浸水は4830世帯、床下浸水が7258世帯(17日現在)で、全半壊の数は調査中で依然不明です。また、茨城県は県南・県西地域に公営住宅を被災者に無償提供することを決め、約300戸を確保し、住宅によって異なるようすが最長2年で調整し、10月にも入居できるように準備をすすめているそうです。他にも入居可能な住宅の選定を急いでいるようです。
前号でも少し触れましたが、茨城県内の避難所は、17日現在で8市町33ヶ所に2008人が避難しています。被害の大きかった常総市には17ヶ所944人、隣のつくば市も8ヶ所の539人と続き、避難生活の長期化が懸念されエコノミークラス症候群の予防や検査も行われ始めたようです。被災から1週間がたち、被災者の疲労もピークに達し、それをサポートする現地のスタッフにも疲れの色が濃くなっているようです。

先日、足湯をしたときのつぶやきを紹介します。
「自宅も床下浸水してしまった。ヘリコプターで救助してもらおうかと思ったら、カーポートの屋根がヘリコプターの風、ほらヘリコプターの風ってすごいでしょ?それで飛ばされちゃってカーポートが壊れちゃったのよ。そんでヘリコプターが離れて行ってしまってさー。自衛隊のトラックで助けてもらったよ。それでも4時間も待ったからね。実は俺は市の火葬場で仕事しているんだけど、周りの火葬場が水に浸っちゃってパーになっちゃったから、ぜんぶこっちに来るから、1日6~7体も焼くのよね。直接被災していない人もこういうところで影響している人もいるんだよ。ニュースなんかで、やらないから知らなかったでしょ?」

 常総市では現在、茨城県と常総市と常総市社会福祉協議会の3つにボランティアセンターが設置されています。当センターは常総市社会福祉協議会のボランティアセンターに入っています。詳細はこちらをご覧ください。(http://joso.vc/)
 東日本の被災地から届いたまけないぞうが常総の被災者のもとへ届けられました。「わぁぞうさん!知ってる!うれしい!」と言って喜んで受け取ってもらえました。 

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ぞう_s

 なお、明日から頼政代表が再び常総市入りし2週間程度滞在しながら、ボランティアセンターのサポートを行いながら、地元の方たちと足湯活動を本格化する予定です。